1998 BMW E36 M3C
E36 M3C 6MT アークティスシルバー 走行13万km。
二代目オーナーが横浜のBMW専門店から走行8万キロのワンオーナー車両を入手後、私が懇意にしているラウダダクラブ九州さんでメンテナンス。同じくラウダダクラブのお客様である三代目オーナーを経て、私が四代目オーナーに。
3.2L シルキー6 S50B32エンジンとゲトラグ6速マニュアルトランスミッションを積んだM3Cは9,000台程度しか製造されていないうえ、サーキットなどで酷使されたりレーサー仕様に改造された車両が多いとのことで、ほぼノーマルで状態が良い個体の入手が困難となっています。また日本での人気が無いため、ごく最近までは走行10万マイル(16万キロ)以内の個体はどんどん海外に流れていました。
2018年ごろから世界的にE30 M3の価格が高騰しはじめ市場に出回らなくなりました。その影響か、E36やE46のM3に自然と注目が集まり、低値安定だったE36 M3Cの価値が見直されつつある状況です。
5ナンバー規格の車体に320馬力のエンジン。更にCar&Driver誌ベストハンドリングカー受賞モデル。
ちょっと動かすだけでアドレナリン溢れますw 良い車ですので、しばらく所有しておこうと思います。
※M3Cをこれから入手される方は、ダブルVANOS、シーメンス社製のDME(ECU)、燃料ポンプに要注意です。
・この時代のVANOSの不具合はOリングの材質上仕方ありませんので、走行距離に関係なくO/H前提と考えていた方が無難です。
・BOSCHであればあまり壊れないんですが、M3CのDMEは残念ながらシーメンスです。ハイパワーコイルなどを無駄に使っていると焼損の可能性が高まります。
・BMWの時限爆弾と言われる純正燃料ポンプは現地価格で20万円します。交換歴がなければそのうち壊れますw
当方での整備内容詳細はブログでどうぞ。
最近の整備。
・車検 コンスタントプレッシャーバルブ交換 ブレーキパッド交換 右フロントキャリパーOH フューエルフィルター交換
2019年11月以後の整備。
2019年10月。リフレッシュ整備完了!
・DME(ECU)交換 ※EWS(イモビライザー)キャンセル済
・VANOS分解オーバーホール カムカバーガスケット新品交換
・インマニ/IACバルブ他分解清掃 劣化ゴムホース類純正新品交換
・スーパースプリントレーシングマフラー装着(純正保管)
・社外アルミホイール装着(純正保管)
2017年6月入手時の状態
エンジンは全体的にトルクが無い感じですが、街中を普通に走るのには問題なし。TEIN車高調装着。
高速走行では4000回転以上レッドまで回すと途中何度も引っかかる感じでバラツキがひどい状態。
予算内での修理ができず前オーナーが廃車にしようかと迷われているということで、私がダメ元で思い切って引き取りました。
エンジン圧縮問題なし (2018.11再チェック 全て11.5-12.0)
- 高回転でのバラつき
- 1気筒失火?
- サンルーフ部分の天井垂れ
- 運転席ドア内張り脱落
- 外装のウインドウ廻りゴムの経年劣化
- エアバッグ警告灯点灯
外装は錆無し。右Fフェンダーにクリア劣化と軽い凹み。ルーフ中間の右端にも小さな凹みがありますがよく見ないとわからない程度。
エアコンを含む電装系は特に異常なし。サーキット走行なし。
コールドスタート。 (原因は後日判明。DME故障による1気筒失火+VANOS不良。)